2021年のGW。
記事を書くにあたり、そういえば去年(2020年)のGWは何をしていたんだっけと思い調べてみたけれどいまいちパッとせず。
ツーリングした記憶も無ければ、まだ手元にあったCITYを転がした記憶も無し。
Twitterにも記録がないんだよなぁ。
ってことで、今年の記録を残しておきましょう。
01
前日の慌ただしさが嘘のようになくなったGW初日の5月1日。
昨日は残業時間の関係で、尻に火を付け働きなんとか時間内に収めました。
朝5時に起きて、知人はレブルにまたがり、私はアクティのコクピットにつきます。
今回我々が目指すのは北陸。
そう、福井県小浜市です。です。。。(エコー)
首都近郊の環状線を南下してR20は甲州街道に乗り、アクティはお山へ、そのころレブル氏は自宅に居ました。
彼は用意したはずの免許証が無くて、お昼までたっぷり時間をかけて探して、最終的にはこうそくいどうすることになります。
今回写真が白黒なのは、朝イチに撮った写真が白黒の設定になっていたためです。
白黒の可能性探求も兼ねて、そのまま白黒設定ママでいきます。
白黒と申し上げましたが、富士フィルム社のカメラなのでせっかくだからACROS フィルムシュミレーションを利用します。
公式のHPが詳しいのでそちらをご覧いただければって感じですが、なかなかどうして中の人は絶対に洗練されたオタクでしょうこれ。
まあその、普通の(そしてACROS以外の富士フィルムのBlack/White)とは違う白黒です。
”世界最高の粒状性” ”微細な表現” ”重厚な質感”。
ただセンサーに写像を結び色を抜いただけではなく、古のフィルムブランド・ACROSとしての見え方を追求。
潰すところはツブし、しかし精緻に残すところは残し...。
よって、普段の撮り方の枠を超えた撮影が可能。
・・・なのかもしれません。
まあその、ディジタル写真におけるノイズを利用し、銀塩フィルムであるところの"粒状感"を表現するってのは、要は雑な写真"も"生きるってことですよね。そう解釈しました。
上の写真なんかは、カラーだとノイズも乗っているし、ぶれているしで失敗作ですよね。普通に白黒にしてもなんとなーく映えそうですが、ACROSのフィルムシミュレーションが有ればより完全体へ近づきます。
メッセージ性というか、ストーリー性というか、光学的な見てくれとしての写真だけではなく、この写真を撮るに至った背景やこれまでの時系列なんかも含めて、総合的な見え方があると思う。たぶん。
閑話休題。
さっきから通っている道は甲州街道 笹子峠の旧道です。
「峠」の白看板が立っていたので、吸い寄せられるままに足を運んでみましたが、狭いし長いし大変でした。
江戸に繋がる5街道のうちの一つ。
いつか、街道に沿っての旅路も考えたいですね。
峠を下り終えたあたりでお昼前になり、レブル氏から「洗いざらい探したけど見つからないわー無いわー」って電話が掛かってきて、喋っていると腹が減ってきたため北杜市の外れで怪しいラーメン屋に入りました。
味は<怪しかった>んですが、こんな時代だからこそ、地方の個人事業には貢献したい思いで。
そのまま諏訪まで行って、眠たくて仮眠をとっていたらレブル氏が無事に免許証発見の報。
じゃあ温泉で落ち合おうってことで、北アルプスへ足を運びます。
奈川渡ダムです。
ダムの上を天端と呼ぶらしいのですが、ここに道路が通っているダムってありますよね。
でも、ただ道路が通っているのではなく、このダムに至る主用道路が天端に通っているもの、奈川渡ダムや大雪ダムなんかのあの感じが大好きです。
図解:こんな感じのところ
後はうまく言葉にならないんですけどね、俗物的な言い方をすれば"秘境感"ってやつです。
思えば、中ノ湯あたりの道とか、平湯とかもそういう理由で好きなんだろうなと。
人の営みの痕跡があるが深い山奥だ。みたいな。
奥只見ダムとか、酸ヶ湯温泉の道とか、北海道の松見大橋もそうですよね。
島に渡っても、あゝ遠くに来たな、とは思うのですが秘境感とは違うような。
うーん、島は外界から隔絶された空間ではあるんですが、手の届くところに誰かの生活圏があるんですよね。
・・・あ、そうそう、この感覚。
誰かの生活圏から遠いところ。
そういうのが好きなんです。
安房峠が冬季閉鎖だったため、今回唯一の有料道路を使いました。
カブのときは高山からピストンで、CITYのときは安房峠でしたし。
ふふっ。
絶対寄るやつ。
みごとな傘の花が咲いていたので、カラーで撮ってみたり。
ここ、前に来たときには奥の建物が建造中でしたが、もう稼働しているみたいです。
だいたい、いつ来ても数人しか居ません。
個人的に、温泉は仄暗い しとしと降る雨の日が最高だと考えます。
一旦上がり。
来館帳。前回のです。
今回も書いておきました。
降りしきる大雨の中、足湯に浸かってレブル氏を待ちます。
あっ
よく来たよなぁ...。
大雨の中、高速と254でカッ飛んできました。
さぁ今日のことはいったん風呂って湯に流して、明日になって明日を生きようや。
21時を前にしても止まない雨を背にキャンプ場へ急ぐレブル氏。
もうちょっとゆっくりしたかったところですが、フロの営業時間もあり、レブル氏は予約したキャンプ場の時間もあり。
15分ほどお湯に浸かって、冷えた体を温めて。
道すがら購入したおやきと半額の山賊焼で軽い夕食にして、白米しか持ってきていないレブル氏にはカップ麺を持たせ、ここで一旦お別れです。
私は高山市まで降りてから車中泊。
02
2021年5月2日。
レブル氏とはここで一旦別れて、小浜で合うことを約束して、私はぶらぶらと帰国します。
r73せせらぎ街道 → R472 → R156
高山から郡上を谷間に沿って縫い進む、生命力に溢れた道。
そこまで深い谷ではない。
美濃に至る道すがら郡上美並のデイリーヤマザキで朝食。
デイリーヤマザキが多いですね。
帰ったら犬っころが一回りほどでかくなってたり...君さ、たぬきみたいって言われない?
揖斐まで行ったら、R303に乗ってあとは家までナビなしでOK。
雨も途中から止み、昼ころには帰宅しました。
アクティで家に帰るのは2回目ですが、高速で帰るよりずっと楽ですね。
燃費も15km/Lくらいと普段よりも4km/Lほど良いです。
できればもうちょっとパワーがあって快適に移動できればなおヨシなんですが。
昼から、XLRの整備と、KXの動作確認をしました。
XLRはキャブレターのガスケットキットを注文したが到着せず。
タイヤも変えたかったですが時間切れ。
あとから雨が降ってきて、夜はまた嵐に。
03
2021年5月3日。
朝、林道若狭基幹の開通を確認。
1時間ほど砂利の上に寝っ転がって、しばらくして一旦家に帰って敦賀を目指す。
12時すぎ?
昨日は石川のあたりをふらついていたというレブル氏と合流。
大雨暴風の去ったGWの快晴。
R8 河野の付近はリアス式海岸のフチをかける道もあって、バイクがバンバンとかけていきます。
水を得た魚のように。。。
松原を超えて、水晶浜とエンゼルラインを案内しました。
想い出の色は記憶の中に。
04
翌日。
2stオフに乗せてトぶ感覚を染み込ませました。
はじめての林道、軽い道だったけどどうだったかな?
レブル氏はGWの後半戦のため、ここでお別れです。
いやー、人って気づいたら遠出してるよね。
彼もバイクに乗り始めてから一年くらいでこんなとこまでよく来ました。
では休み明けに"""会社で"""会おうか。
日中、基本は犬を転がしながら家のACTY(トラック)の板金をしていました。
25度を超える夏日なんだよな。
そうこうしているうちに夜になりまして。
かっこいいんだなぁ、これ。
ヨンの国から自走で北海道へ行って、小樽からフェリーに乗って本州まで戻ってきたドゥルルルルカティと、中の国から自転車で函館まで行って自転車で帰ってきた自転車です。嘘ですMAZDA3で日本を反復横とびした方です。
このMAZDAさん(しゃみじ氏)が携えているのは現地散策用汎用チャリ型チャリのチャリですね。
いわゆる折りたたみ式で、めちゃめちゃ小さく、そしてクイックです。
青森まで行って、車のフェリー代が高いっぽくて自転車で函館までいかれたそうですね。
私もアクティとチャリでどうのこうのしたいですね。
ドゥカティマン(じゅえるーん)はドゥカティマンで、これでもかってくらいゴッテゴテのツアラーです。その過剰な性能を除いて。
跨がらせてもらったんですが、以外や以外乗った感触ではすごいコンパクトカーで、、、で、スタンド立てている状態から車体を起こそうとしたら漬物石みたいな感じでした。
わっかんねえんですよね、この重さでツーリングするってのがどんなんか。
私の入念な下調べにより、この日舞鶴で夜やっているお店はすき家かピザ屋かほっともっとかマクドのテイクアウトだけってことが分かっていたので、すき家に行きます。
しゃみじさんの3で食べて、チャリを転がしたり喋ったり。
結局、22時過ぎにフェリーターミナルから出てすぐの北吸のセブンで落ち合って、解散は1時前くらいだったかな。
無事に帰宅されたようで何より。
05
なにもないすばらしいいちにちだった。
06
昼食に、高山市街の外れにある板倉ラーメンを頂いてから、温泉に入ります。
今日が帰宅の日です。
※画像はイメージです。想像で頑張ってください。
飛騨山脈の南方に位置する乗鞍の右肩、国道158から谷間を縫うように、高く、そして深く進んで。
渓流のそばに開かれた、なごやかな時間が流れる温泉街。
季節、刻々と しらほね。
はるか昔、北陸と鎌倉を往来するルートのうえに開かれた"白舟(しらふね)"と呼ばれる白い温泉は、長い年月を経て"白骨(しらほね)"の名前に変わりつつも、変わらない出湯を生み出し続ける。
400年、いやもっと古くから人々の汗を流し続けているのでしょう。
20分ほど、独特の匂いのする温泉に浸かり、湯上がりに三ツ矢サイダーを一本。
ここまでは行きと同じく下道で帰ってきました。
カラッと晴れた日です。
では。
松本からR254で蓼科、佐久と進んで、峠を内山トンネルでバイパスして下仁田に至る。
高山の女神の里たてしなで1時間位仮眠をとって夜になってから進んで来たのですが、腹が減って偶然横目にローソンを眺めていたら見覚えのあるレブルが!
慌てて引き返してみると、やはり2日前に別れたレブル氏だった。
偶然や偶然、このあとDiscordを繋ぎ、電池が切れるまで話しながら帰ったとさ。
さいごに
夏休みもまた実家に帰ります。