青パーカーの書き散らし

宗谷岬でまた会おう。旅の記憶と知識の記録。

2019.03.06 福井、曇り

本当はやるべきだったこと、今やらないといけないこと、本当にやりたいこと。それぞれは、三相交流の位相ばりに違う方向を向いている。教習所から帰ってきて、部屋でPythonの勉強をしながら、そんなことを思いました。最近ずっと考えています。

私、heliumuはこの春から就労します。ジャンルは自動車関係。あの頃思い描いていた道とは、まるで違う方向へ進みました。内定を頂いたときには、「やった」という感じではなく、どちらかというとホッとしている自分がいました。これで大好きな自動車に関われる。スーパーハカーを目指していた過去の自分を、いつのまにか蓋をして隠してしまったのだろうか。
9月には無事に内定式を終え、大して成果も挙げられなかった研究も3月に入るまでに一応の区切りを付け、今、春休みに入ってやっと気づきました。果たして自分は何がしたかったんだろうか...。・・・いや、答えは既に書いたとおり、腕一本でソフトウェアを開発できるようになって、時間に、お金に自由になりたかったんだと思います。

はー、しまったなー。なんで自動車関係に就職したんだろうか。というより、本当は第一志望なんて当たって砕けて地元の会社に入って平凡すぎる日常を甘受するつもりだった。冗談だったんだよ、受かるつもりなんて無かったんです。
それでも、地元の(行きたいと思っていた)企業に比べれば、給料、福利厚生、研修制度、何をとってもワンランクからひょっとするとスリーランクくらい上の環境なことが救いかもしれない。そして、自動車関係なら今や自動運転の機運が高まっているし、ビッグデータの活用だとかでPGを職にできるかもしれない。

しかし、恐らくそれは甘い考えで、約半年の研修を終えたら真っ先に工場に配属されるはず。それに、今はどこの企業でも色々を社外に丸投げして、上流工程だけをやるのが流行りです。いわば下請け。自分のような二、三流学生が、花形役職の設計や、研究レベルの開発なんてできると思ったら大間違いなのかもしれない。

カタカタカタ…ッターン。
そんなこんなで、転職を見据えて今勉強をしています。まだ入社していないけれど。
ひょっとしたらチキンになるか、案外居心地が良くて、この会社に居続けるかもしれません。
それでも、最終的には自分は社会人で居たいと思わない。
時間に縛られず、自分の腕で日々を食いつなぎ、行きたいところへ行って、行き着いたところで死にたい。
それがいい。

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