今年も大晦日-お正月の北海道ツーリング、通称:年越し宗谷岬ツーリングから帰ってきました。
今年の反省点を書きたいと思います。
去年の反省点はこちらの記事から。
heliumu.hatenablog.jp
準備編もご参照ください。
heliumu.hatenablog.jp
はじめにリザルトから
走行関連
総走行距離:1272.4km
燃料関係
燃費平均42.60km/L
最高52.51km/L
最低36.90km/L
給油量21.97L
装備品以外のお金
品目 | 金額 |
---|---|
ガソリン: | 2983円 |
おみや: | 4478円 |
フェリー: | (7976+6690)*2 = 29332円 |
上以外: | 12018円 |
計: | 48811円 |
実はなんぼくらいで行けるのかが気になって、予算5万円チャレンジをしてみました。
お土産を抜いた費用は約4.4万円です。フェリーが安いのは学割が2割ほど効いているためです。
コツは家から食べ物を持っていくことです。
去年との装備の違い
ハンドル周りの改善
BEFORE(2016年末、この上に更にテント)
AFTER(2017年末)
昨年は前のかごにガソリン携行缶やゴミ、銀マット、その他様々なものを積載して走っていました。
路面が荒れているときにフロントタイヤが弾かれると大きなモーメントがヘッドパイプを中心に掛かって吹っ飛びやすくなると考えて、かごを外して3Lの携行缶とカッパを積むのみに変更、軽くしました。
でも実際はカゴが無くなったくらいの変化なので、意味があったかどうかは正直良くわかっていません。
ちなみにリアの積載はこんな感じです。
マットも後ろにしました。
箱の前のブルーシートがグランドマットを兼ねていて、中にテントが入っています。
背中に空間が生まれるので疲労軽減にもなりました。
エンジンの風よけ
エンジンに風よけを設けました。
でも油温計が無いので変化がわかりません。
鈍感なのでフィーリングの差は感じませんでした。
ショート風防
BEFORE
風防を純正のロングタイプから、アウスタのショートタイプに変更しました。
これは効果があった。ベチャベチャの雪が降ってきても路面が見える。
でも風がちょうど顔面に巻き上げてくるようになって、防風性能には疑問。
タイヤとビードストッパー
タイヤは昨年と同じBONSUN(ボンスン or ボンサン)の2.25-17を前後両方に装着。
安いだけでそれ以外良いところないと思う。フルピンはまだ試したことが無いので分からないですが...。
(道の駅の敷地で、転倒したときの受け身のとり方を練習しています。嘘です。)
走り方については、去年身につけた通りの走り方で、特に新しいことはしませんでした。
代わりに、道の駅の敷地でバンクさせることを試してみましたが、これは想像していたとおり。
バンクさせると、危ねえと思ったときにはもう転倒が始まっているような状態になります。
滑っているならアクセルオンで立て直せると思うのですが、転倒が始まっていてアクセルを開けても食わない感じ。
リアから横に振る(スライドする)ような状態ならどうにでもなるんですが、カドが立っていて変形もしないので、寝かすと地面に食うピンが足りなくなってしまうのでは、と。
▲こんな感じで、グラデーションになるところが無いピーキーな感じ。
分かりやすい表現が思い浮かばなかったので差し替えるかも。
ビードストッパーはリアに2つも付けましたが、効果あったかかはわかりません(確実にあると思います)。
でも、リム幅が狭いので絶対に一つで効果抜群だと思う。
サブライト
去年と同じ、イエローのサブライトx2です。
片方をロー、もう片方をハイにしてみたけれど、ロービームは一つでも問題ないと思う。
この問題ないと思うのは、最低限これくらいかな?という感じなので、やっぱり2つあったほうが路面が読みやすいのかも。
2つあっても夜間は見にくいっちゃ見にくいし。
ついでにイエローの色はファイル切り貼りからフィルム式に変えてみたけど、見た目より黄色くは無かった。
宿泊と寝具
テントとマットは変更せず、シュラフは夏用2枚組みから卒業してNANGAのオーロラ 750DXにしました。
オーロラは山渓のコラボモデルで、快適温度下限は-8℃、マジの下限が-16℃です。
お金がなかったんです。お金がなかったので、900DXは買えませんでした。。。
(自分が買ったときと価格体系が変わってるような)
マット
マットはやはり変えたほうが良いと思います。
昨年同様、2年使ったホムセンの銀マットで行きましたが寒くて稚内のホーマックで追加購入しました。
R値というものがあるので、それを参考にしながら選ぶと良さそうです。
ペグ
ムーンライト付属のアルミペグが曲がったので、snowpeakのソリッドステーク 20cmを買いました。
残念がら宗谷岬の土で曲がりましたが、土に刺せる状況ならこれで良さそうです。
服装
昨年、じゅえる氏と話をしていたんです。
しんやさんとTataraflyさんの服装を見て、アウトドア用品はきっと薄着でも暖かくて、肩こりも無く、お肌もつるつるになるだろうって...。
だから、いいフリース、いいアウター、いい靴下をいいショップで揃えました。あとネックウォーマーも。
安い、早い(在庫がある)、いい、モンベルです。
感想の方は、「別にイージスでいいんじゃね?」です。
もっと高級高性能なものだと違うのかも知れません。
ダウンはウルトラライトダウンのままなのでそれも問題だったかもしれません。
靴下はメリノウールにしましたが、昨年の安いやつ同様に蒸れはあまり改善されませんでした。
バーナー
今回始めて自炊道具(クッカー)を持っていきました。
バーナーは新富士バーナー SOTO ウインドマスター SOD-310を使っています。
詳しくは↓の記事に書いてありますが、レギュレータ搭載とすり鉢形状のバーナーヘッドが決め手です。
バーナーヘッドがすり鉢になっていることで、強風に対抗できるってこと。
SOTOはOD缶のガスカートリッジは一種類だけなんですが、ブタン、イソブタン、プロパンの混合ガスです。
通常のガスカートリッジはブタンやイソブタンが主流です。イワタニの製品でいえばこれとか。
プロパンが多ければ多いほど、低温で使えます。沸点が低いので...。
実際はどうだったかというと、着火しようとして液体のまま噴出したことが一回だけありました。
18.12.30の8時前、音威子府村だったので、-11〜-12℃。
手で缶を温めたらすぐに復活したので、-10℃付近がSOTOノーマルガスの限界って考えられると思います。
その他の装備
カメラは持っていきませんでした。
少しでも荷物を軽くしてみようと思ったためです。
手袋やボトムスは2シーズン目です。
特に問題なし。
補修用にロープも持っていきました。
使う場面は無かったですが、昨年のテント破損があったので。
軽くてかさばらないので、持っていったら万が一の場合に役に立ちそう。
問題・課題
- タイヤをフルピンにする
- サスペンションをまともなものにする
- フロントの積載をもっと減らしてみる
- 靴下の蒸れをどうにかする
- 濡れた路面対策に靴カバーもしくはゲイターを準備する
- テントのワキを盛るためのスコップ
- もうちょっと着るものを考える
- ホワイトアウトしたときの視認性について考える
- 靴はいいやつを買う
おわりに
このツーリングはコンセプトがありませんでした。
なので、一度やったことを二度やるような面白くないツーリングになってしまいました。
もちろんクッカーを持っていったり、初めてホワイトアウトを走ったりと新しい発見も多少あり、また新しいメンバーも、去年出会ったメンバーにも会えて良いこともあったと思います。
人は何も考えないとこうなっちゃうんですね。
反復ほど面白くないものはないと思います。
これが何かの練習や記憶する過程なら喜んで受け入れるべきだと思うんですけど、僕は北海道に北海道を走る練習をしに行っているわけじゃない。
僕は北海道に走りに行ってる。走るために行ってんだ。
ということで、来年はもっと楽しいことができるようにします。
今年もお写真ありがとうございます。
そうそう、帰ってきたら全部干しましょう。
カビたり、シームが死んだりします。
2017年末-2018年始編、これで終わり。
過去の年越し宗谷岬まとめリンク
2016年: 年越し宗谷岬 まとめ 2016-2017
2017年: 年越し宗谷岬 まとめ 2017-2018(この記事)
2018年: 年越し宗谷岬 まとめ 2018-2019
2020年: 年越し宗谷岬 まとめ 2020-2021
(この記事は、前ブログ「heliumucublog(雨の音、カブの音)」からインポートし、多少編集を加えたものです)
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