青パーカーの書き散らし

宗谷岬でまた会おう。旅の記憶と知識の記録。

18.12.31 年越し宗谷岬18 #7 大晦日

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2016年の年越しから3年連続で利用してきた、この快活クラブ 旭川永山店。
冬にはいつもバイクが何台か止まっている人気スポットです。

ぼちぼち起きると、同床で一夜過ごしたマカマカさんが居ました。
マカマカさんは秋田のカブカスタムを乗られている方で、確か2016年の年越しで初めてお会いしました。
毎年年末の北の大地で会っています。北海道以外だと20年のカフェカブ青山だけかな?

ユーノスロードスター ボンネットオープンの図

おや?じゅえる氏、荷物を積み込むやいなやいきなりボンネットを開けたぜ?
hahaha、こんな序盤から故障かい?(特大ブーメラン)

アッ、ポケットから麦茶の2Lペットボトル取り出した...

ユーノスロードスター オイル投入の図

ロードスターのエンジンに麦茶をシュー!
超・エキサイティン!!(ニッコリ)

聞けば、ブチ込んだ2L麦茶は粘性の液体で、名をエンジンオイルと言うらしい。
古いクルマなのでいつでも継ぎ足せるように準備万端。
こんなに準備万端なら北極までだって走っていけるぜ!

公式でも3日目の記事に「2st以上」と書かれている
ja07jewel.exblog.jp

まだまだ北に進むぜ!

さあて、仕切り直して。
目の前の横断歩道を渡って、すき家で朝食のまぜのっけ定食を食べてからオープンカーで北を目指します。
今日は大晦日なので、このあたりからライダーが多く見え始めます。
目の前に見えるのはJA10(多分赤色のクロスカブ)ですね。

国道40号を雪質日本一の名寄市、黒いそばで有名・音威子府村と来ました。
音威子府手前のゆるい丘を下ってきたら右側に見えるセイコーマートで休憩。

ライトウェイト・スーパー・ユキミチ・ラリーカー、ユーノスロードスター
排気ガスや泥を吸った雪がボディに付着していてかっこいいぜ。

岡穂内覆道

音威子府から先は人跡未踏と言いたくなるような静謐な様相を呈した深い森が続き、雪も相まって、よりいっそうの奥地感が楽しめます。
40号はここより北はいつも除雪が綺麗な気がします。

上に挙げた写真に写る洞門は岡穂内覆道と言いますが、これを書いている2023年3月に、雪崩が発生した模様が公式Twitterから届けられました。 こうして、実際に自然の猛威から守られていることを実感できますね。

ユーノスロードスター

雪の上を走るユーノスロードスター

クッ...前を行く地元民の軽自動車に追いつけないぜ...。
コーナーの度に離されていくから相当うまい。

オロロンラインだ

雪にまみれてかっこいいユーノスロードスター

雪にまみれてかっこいいロードスターです。
じゅえる氏のブログでもご紹介いただいていますが、今回はカメラマンになってます。
機材は新投入したFUJIFILM X-pro2とXF90mm、XF23mmの2つのレンズです。

雪の上を走るロードスターの後ろ側

クルマに乗っていても助手席の人は暇になってくるので、写真撮ったり話ししたり、寝たりします。

この道は遠別の町外れに出る道道119号線です。
去年走ったときに見つけた道で、硬い圧雪でいい道だったので案内しました。
大動脈40号とは違って、トラックなどが通らないからきれいな圧雪になるのだろうか。一見あまりクルマが通らないような道も除雪してあっていいですよね。

天塩で昼休憩。

「タイヤのひげが凍っているね」

「タイヤのひげが凍っているな」

冬のオトンルイ風力発電所

ここまで来ました。
前方に見えているのは、28基の巨大風車が立ち並ぶオトンルイ風力発電所です。

この28基の風車は建て替えによって無くなるとかなんとかという話があります。
やっぱりオロロンラインといえば「コレ!」なので残念ですね。

でも、もっと時代を遡ればもちろんこの風車も無くて未舗装路で、そんな時代は「オロロンラインといえば、ずっと続く浜辺の未舗装路」だったのかもしれません。

この話は、2021年に書かれた藤原かんいちさんの記事を見て、ちょっと空想してみました。
面白いので見てみてください。
www.bbb-bike.com

N45モニュメント

今年はN45モニュメントがよく見えます。
昨年、一昨年は、防雪柵と呼ばれる地吹雪を防ぐ金属製の柵の向こう側だったんですが、今年は全く柵がありません。

Go to Wakkanai city ...

最北都市圏・ワッカナイ

稚内までやってきて、そのまま宗谷岬へ。
オープンカーが珍しいのか、たくさんのライダーが手を振ってくれます。

寝床が無くならないうちに、先に場所の確保。

すでに宗谷岬の駐車場側の平野部はほぼ埋まっていたので、今年はこの場所に構えてみました。
左がじゅえる氏のステラリッジで、右が自分の地面がないテントです。タープって言ったほうが伝わりそうだけど、「テント」として売られています。

宗谷岬でテントを張ったら、再び稚内へ戻ります。

戻ってきて、稚内温泉 童夢に来ましたが年末の時短営業で入れませんでした。
仕方ない、飯にしよう、と一度行ってみたかったデノーズに寄ったけどこれもお休み。
じゃ、あと稚内で知っているところってすき家か冷凍ハンバーグのお店しか無いわけで...

稚内 ビクトリア

冷凍ハンバーグのお店にしました。

ワンス アゲイン 宗谷岬

『北の地にて飲み交わすべし』
2016年当時流行っていたアニメの影響で、我々はこの言葉を合言葉にして北海道へ渡った。

期待と不安、全てが一からで、あったのはバイクと自分だけ。

鼻水と吐息が固まったものでぐちゃぐちゃになりながら走った。
こんな道があと何百キロ続くんだ?と辟易することもあった。

それでも、と先を目指すことが出来たのは、仲間がまだ走っているかもしれないからだった。
仲間が走っているのに、背を向けて帰ることは出来ない。
グリップを握り直して、バイクとの対話を続けて、北へ、北へ...。

あぁ、今年もまた、歳が明ける。
2016年末、宗谷岬で約束通りガラナを飲み交わした日のことを、思い出しながら。

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